年金制度に関する議論が喧しい。厚労省(旧厚生省)や社会保険庁による保険料の流用疑惑や、国会議員の年金未納問題が憤激を呼んでいる。国民の財産である保険料での遊興が許されるはずもないし、政治家が国民の義務を放棄するのは論外だ。しかし、マスコミの執拗な報道にも関わらず、年金制度批判にはどこか虚しさがつきまとう。なぜだろうか? 続きを読む →
公的年金民営化論
はじめて国民年金(公的年金)民営化を唱えたときは、ただの愚か者のたわ言でした。
国民年金保険料の納付率が低下したときは、反道徳的主張と見なされました。
それからようやく、「サラリーマンに厚生年金から脱退する権利を与えよ」という真っ当な主張が(一部で)受け入れられるようになりました。
ちなみに私自身は、国民の義務として、国民年金保険料を毎年納めています。ただし、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のポートフォリオを見るかぎり、ETFなどを利用して個人でもほぼ同じものを簡単に構築できるので、これまで支払った保険料(+運用益)を返金してもらいたいとは思います。
公務員は障害者に席を譲れ
住民票が必要になって、自宅近くにある区役所の出張所を訪ねた。窓口の担当は、右腕のない青年だった。私が身分証明書類を持ち合わせていなかったため、彼は住民票をめぐるトラブル(1)を簡潔に説明し、本人確認のために個人情報を尋ねる非礼を詫び、手際よく事務を処理してくれた。 続きを読む →