ユニクロは“ブラック企業”なのか? 週刊プレイボーイ連載(98)
ユニクロの柳井正氏の「年収100万円も仕方ない」との発言が波紋を呼んでいます。 批判の多くは「若者を低賃金で働かせようとしている」というものですが、朝日新聞(4月23日朝刊)に掲載されたインタビューを読むと…
続きを読む →「週刊プレイボーイ」の連載コラムを、編集部の許可を得て週遅れで全文公開。この連載は集英社より「理由があるシリーズ」として書籍化もされています。
ユニクロの柳井正氏の「年収100万円も仕方ない」との発言が波紋を呼んでいます。 批判の多くは「若者を低賃金で働かせようとしている」というものですが、朝日新聞(4月23日朝刊)に掲載されたインタビューを読むと…
続きを読む →アメリカ3大市民マラソンのひとつボストンマラソンで爆発事件が起き、沿道で父親を応援していた8歳の男の子を含む3人が死亡し、140人以上がケガをしました。中国では上海を中心に鳥インフルエンザの拡大が止まらず、…
続きを読む →北朝鮮による挑発がますます過激になっています。この原稿を書いている時点(4月17日)では、いつミサイルが発射されてもおかしくない状況です。 韓国と「戦争状態」にあると宣言し、平壌の外国大使館員に退去を勧告し…
続きを読む →アベノミクスによる株価の大幅な上昇を追い風に、安倍政権が高い支持率を維持しています。それとは対照的に、かつて政権を担った民主党の惨状は目を覆わんばかりです。 先日も、前復興大臣が7月の参議院選挙を見据えて民…
続きを読む →「とりたてて理由はないものの、毎日が憂鬱でなにもする気がしない」 「近い将来、とんでもなくヒドいことが起こるにちがいないと思う」 「ときどき不安でいてもたってもいられなくなる」 こんなふうに感じることはあり…
続きを読む →その若者は、モデルのような容姿で、誰もがうらやむ一流企業に勤め、順風満帆の人生を送っているようにみえました。しかし彼には、ひとつ深刻な悩みがありました。あまりにもモテすぎるのです。 その会社では、新規事業と…
続きを読む →ほとんどのひとは、世の中には解決不可能な問題があることを知っています。しかしいったん当事者になると、それを認めることは容易ではありません。 福島原発事故で放射能に汚染された土地を、国は年間1ミリシーベルト以…
続きを読む →いまの若いひとに80年代のバブルの頃の話をするとほんとうに驚かれます。 当時は、クリスマスイブに大学生がホテルのスイートルームでパーティをしたり、OLが週末にハワイや香港に行って、最高級ホテルに泊まってブラ…
続きを読む →ブラック企業の次は、大手企業の「追い出し部屋」が社会問題になっています。 正社員を最低賃金以下で働かせるブラック企業は飲食やアパレルなど一部の“特殊な”業界の話だと無視できたとしても、「追い出し部屋」で名指…
続きを読む →サービス残業というのは、就業時間外に働いたにもかかわらず残業代が支払われないことで、労働基準法では明確に禁じられています。それにもかかわらず、日本ではサービス残業が常態化しているとしばしば指摘されます。「法治国家」である…
続きを読む →ブラック企業は、日本経済が過去10年間で生み出した最大のイノベーションです。その“功績”は、最低賃金とサービス残業で正社員を徹底的に使い倒し、アルバイトを雇うよりも大幅に人件費を節約して驚くような低価格を実現したことです…
続きを読む →経済学においては、ひとの行動はインセンティブによって決まると考えます。インセンティブは「誘引」や「利潤動機」などと訳されますが、かんたんにいえば「得したい」とか「損したくない」という感情のことです。 インセンティブは、「…
続きを読む →大阪の市立高校で、バスケットボール部の男子生徒が顧問教諭からの体罰を理由に自殺した事件の余波も収まらないうちに、こんどはロンドン五輪代表を含む柔道女子の選手が代表監督の暴力行為を日本オリンピック委員会(JOC)に告発し、…
続きを読む →2008年12月末、東京・日比谷公園の一角に突如、巨大なテント村が姿を現わしました。 世界金融危機に端を発した景気後退で製造業を中心に多くの派遣社員が職を失い、社員寮からも追い出されてしまいました。彼らが路上で年を越すの…
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