第6回 金融界に潜む「カオナシ」
宮崎駿の『千と千尋の神隠し』にカオナシというさびしい魔物が登場する。いつもお面を被っていて、みんなに好かれようと黄金をばら撒くけれどそれはただの土くれで、自分では声を出すことができず、話をするには他人を飲み込んでその声を…
続きを読む →宮崎駿の『千と千尋の神隠し』にカオナシというさびしい魔物が登場する。いつもお面を被っていて、みんなに好かれようと黄金をばら撒くけれどそれはただの土くれで、自分では声を出すことができず、話をするには他人を飲み込んでその声を…
続きを読む →2010年は、日本人が世界の支配者になった年として歴史に刻まれることになるだろう。これは妄想ではなく、じゅうぶんに実現可能な未来だ。
続きを読む →本紙でもお馴染みの冒険投資家ジム・ロジャーズは、2度の世界1周旅行を敢行している。最初は1990年から2年をかけたオートバイ旅行、2度目は1999年から世紀の変わり目を挟んで116カ国を走破した自動車旅行だ。
続きを読む →前回は、日本の銀行の「ハンコ原理主義」でいかにみんなが迷惑しているかについて書いた。でもいちばん困っているのは、日本に住む外国人だ。
続きを読む →「神は細部に宿る」という。ものごとの本質は些細な出来事のなかにある、という意味だろう。そこで今回は僕の体験した些細なトラブルの話をしよう。
続きを読む →僕たちがふだん当たり前だと思って受け入れていても、世界基準(グローバルスタンダード)で見れば不思議なことがたくさんある。そんな「ガラパゴス化」した金融サービスを探検してみようというのがこの連載のテーマで、第1回では、海外…
続きを読む →今から5~6年前のことだけれど、上海から列車で3時間ほどの田舎町で、僕は呆然と駅の電光掲示板を眺めていた。外はびしゃびしゃと雨が降っていた。夜の11時を回って駅舎の照明は落とされていたが、待合室にはまだ人がごった返してい…
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