第118回 「お宝保険」の特約を考える(橘玲の世界は損得勘定)
生命保険に加入したのはバブル最盛期の1988年で、当時は終身保険を主契約にして、定期保険や医療保険などの特約をつけた定期付き終身保険の全盛期だった。20代後半だった私は、保険の仕組みなどなにも知らず、勧められるままに保険…
続きを読む →生命保険に加入したのはバブル最盛期の1988年で、当時は終身保険を主契約にして、定期保険や医療保険などの特約をつけた定期付き終身保険の全盛期だった。20代後半だった私は、保険の仕組みなどなにも知らず、勧められるままに保険…
続きを読む →すこし前の話だが、内閣府が職員を対象に「賃上げを広く実施するための政策アイデアコンテスト」を実施した。「残業から副業へ。すべての会社員を個人事業主にする」という提案が優勝アイデアのひとつとして選ばれ、大臣が表彰したところ…
続きを読む →仕事場の郵便ポストに見慣れない投げ込みチラシが入っていた。ラフな格好で笑顔を浮かべた20代の女性(本名と生年月日が書いてある)が、「ネット集客のお手伝いをします!」と書いてある。 こんな若い子がSNSの使い方を指導してく…
続きを読む →新NISAが話題になっているが、それ以外の税制優遇のある制度とどう併用すればいいだろうか。 自営業者などは国民年金基金かiDeCo(イデコ)に加入して年金を増やすことができる(サラリーマンはiDeCoのみ)。また、中小企…
続きを読む →ブログ公開後、読者のみなさまからご指摘があったので、それを含めて修正しました。ご指摘、ありがとうございました。 ******************************************************…
続きを読む →何年も放置していた海外の証券会社の法人口座をようやく閉じることにした。残高は1万ドルほどで、送金額は日本円で150万円強。ポジションはないので、出金手続きはものすごく簡単だった。 出金先に指定できるのは同じ名義の銀行口座…
続きを読む →民主的な社会の大原則は、すべての市民を無差別(平等)に扱うことだ。人種、民族、性別、出自、性的指向などの属性で個人の扱いを変えることは差別として容認されないし、ものすごく嫌われる。 ところが日本では、こうした市民社会の原…
続きを読む →来年秋に紙の保険証を廃止してマイナ保険証に一本化するという方針をめぐって混乱が続いているが、これはメディアの偏向した報道にも原因がある。 たとえばある全国紙は、政府が「マイナの利点」としているものは紙の保険証でも対応可能…
続きを読む →紙の健康保険証とマイナンバーカードを一体化させた「マイナ保険証」で10割負担を請求されるなどのトラブルが続出し、岸田政権は火消しに追われている。日本は世界的にも行政システムのデジタル化が遅れており、改革は当然だと思うが、…
続きを読む →人口減に危機感を募らせた岸田政権は、児童手当の拡充をはじめとする「異次元の少子化対策」を掲げている。 さまざまな調査で、若者は結婚して子どもをもちたいと思っていることがわかっている。ではなぜそれが実現できないかというと、…
続きを読む →インボイス制度の導入で「適格請求書発行事業者の登録」を税務署に申請しようと書類をダウンロードしたら、提出先が「〇〇税務署長殿」になっていた。いまどきなぜ、納税者が税務署長を「殿」と呼ばないといけないのか――とSNSでつぶ…
続きを読む →昨年末に中国が「ゼロコロナ政策」を転換し、感染が爆発的に広がっている。北京では「感染率は80%を超えた」とする専門家もいるが、中国政府が正確なデータを出さないため、実態は闇の中だと批判されている。 「そんなの、日本だって…
続きを読む →厚生労働省が、年金保険料の納付期間を5年間延長し、20歳から64歳までの45年間にすることを検討していると報じられた。背景にあるのはもちろん少子高齢化で、社会保障制度を支える現役世代の数が減り、受益者である高齢者の数が増…
続きを読む →サラリーマンが収める厚生年金の保険料は労使折半のはずなのに、「ねんきん特別便」の加入記録には、(会社負担分を含む)保険料の総額ではなく、半額の自己負担分しか記載されていない話を前回書いた。なぜこんなことになっているかとい…
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