38年目の亡霊 奥崎謙三と戦争責任 (『(日本人)』未公開原稿1)
海外出張中なので、新刊『(日本人)』から、最終稿で削った部分をアップします。 奥崎謙三「ゆきゆきて進軍」のエピソードは、戦争責任と原発事故責任の対比で使おうと思ったのですが、他のエピソードと重複する感があるのでカットしま…
続きを読む →海外出張中なので、新刊『(日本人)』から、最終稿で削った部分をアップします。 奥崎謙三「ゆきゆきて進軍」のエピソードは、戦争責任と原発事故責任の対比で使おうと思ったのですが、他のエピソードと重複する感があるのでカットしま…
続きを読む →この連載を始めたのはちょうど1年前で、東日本大震災と福島原発事故の直後ということもあり、この国の政治についてあれこれ意見を述べたのですが、最近はまったく書くことがなくなってしまいました。消費税や議員定数是正をテーマにしよ…
続きを読む →独立国家の話で触れたが、建築家・坂口恭平の『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』について忘れないうちに書いておこう。 『TOKYO 0円ハウス 0円生活』や『隅田川のエジソン』で路上生活についての独創的なフィールドワークを…
続きを読む →南アフリカのボツァラノ動物保護区域には、かつてはたくさんの豹が棲息していました。しかしいまでは、私たちはその優美な姿を目にすることはできません。 なぜ南アフリカの豹は消えてしまったのでしょうか? それは動物を愛するひとた…
続きを読む →今年の3月から4月にかけて東南アジアを回った。今回は、そこで見つけた面白い金融商品を紹介しよう。 ひとつは年利13%の定期預金。キャンペーンなどではなく、れっきとした大手銀行が提示している通常の1年定期だ。ただし、ベトナ…
続きを読む →男と女はなぜすれ違うのでしょうか? 文学から映画まで、あらゆる芸術はずっと愛の不毛をテーマにしてきましたが、あなたが恋人とわかりあえない理由を現代科学はすでに解明しています。しかも、たった一行で。 「異なる生殖戦略を持つ…
続きを読む →日本人が「自分たちは特別だ」と思っていることはよく知られています。そしてこれは、理由のないことではありません。 なんといっても、20世紀前半までは、欧米以外で近代化に成功した国は日本しかありませんでした。これは歴史的に見…
続きを読む →世の中には、「不都合な真実」がたくさんあります。「専門家のあいだではほぼ合意が成立しているものの、公にするのがはばかられる主張」のことです。 たとえばBSE(牛海綿状脳症)感染牛の全頭検査は、疫学的にはなんの意味もなく欧…
続きを読む →放置自転車はどこでも頭の痛い問題だ。駅前を管理する自治体だけでなく、商店街やビルのオーナーも同じで、なかなか有効な対策がない。 仕事場を借りているビルの1階店舗が閉店したら、たちまち自転車の放置が始まった。みんな自転車を…
続きを読む →「クッキーとダイコン」というちょっと意地悪な実験があります。 同じ部屋に、焼かれたばかりのおいしそうなチョコチップクッキーの皿と、千切りにしたダイコンの皿が置いてあります。「味覚の記憶についての研究」に協力を申し出た大学…
続きを読む →「 “モテキ”はなぜやってくるのか?」で“つながり”について書いたが、私たちはいったいどのようにつながっているのだろうか? ここでは、それを可視化してみよう。 以下の3枚の図版は、いずれもニコラス・A・クリスタキス/ジェ…
続きを読む →ちょっとした本屋にはかならず“モテ本”のコーナーがあります。その名のとおり、どうすればモテるかを指南した恋愛ハウツー本です。その中身はさまざまですが、多くはモテるファッションや会話術、デートスポットやラブホの誘い方など、…
続きを読む →すこし前に「引き寄せの法則」というのが話題になりました。よいことも悪いことも、ひとは自分に似たものを引き寄せるという“宇宙の法則”で、いまではスピリチュアル系のセミナーで定番のアイテムです。 一見オカルトっぽい引き寄せの…
続きを読む →私たちはみんな、ヘビが大嫌いです。 赤ん坊に長くてにゅるにゅるしたものを見せると、怖がって泣き出します。これはサルの子どもも同じで、檻の中にヘビを入れると悲鳴をあげて逃げまわります。このことから、ヘビに対する嫌悪感は親か…
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