第20回 厳寒の夜 自販機になぜ並ぶ (橘玲の世界は損得勘定)
その不思議な自販機に気づいたのは、何年か前の冬のことだった。その頃はちょっと忙しくて、仕事場を出て自宅に歩いて戻るのは毎夜、日付が変わってからだった。 いまにも雪が降り出しそうな寒い夜に、若い男性がその自販機でコーヒーを…
続きを読む →その不思議な自販機に気づいたのは、何年か前の冬のことだった。その頃はちょっと忙しくて、仕事場を出て自宅に歩いて戻るのは毎夜、日付が変わってからだった。 いまにも雪が降り出しそうな寒い夜に、若い男性がその自販機でコーヒーを…
続きを読む →橋下・維新の会の影に隠れてしまっていますが、自民党と民主党の党首選が相次いで行なわれます。混迷する日本の政治を担う人物を、私たちはどのように選べばいいのでしょうか。 じつはこれは、科学的にはすでに答が出ています。 ひとつ…
続きを読む →『終身旅行者 PT』は、木村昭二さんの13年ぶりの書き下ろしです。私はこの本の帯も書いているので、これは書評というよりも友人の本の紹介です。 木村さんは1999年刊の『税金を払わない終身旅行者』で、日本にはじめてPTを紹…
続きを読む →コップのなかに水が半分入っています。これを、「水が半分も入っている」と書くか、「まだ半分しか入っていない」と表現するかで印象は大きく異なります。 将来の原子力発電の比率をめぐる世論調査でも、同じことがいえます。原発に批判…
続きを読む →ZAi ONLINEに「エーゲ海の豊かな島・クレタ島でギリシアという「国」について考える」がアップされました。 青い空と美しい海に恵まれた国でいま、“国民の空洞化”が起きています。
続きを読む →竹島と尖閣諸島の領有権問題が、暑い夏をさらに不愉快にしています。 領有権というのは、「なわばり」のことです。この問題がやっかいなのは、ヒトのOSが「なわばりを侵されたら激昂せよ」とあらかじめプログラミングされているからで…
続きを読む →ZAi ONLINEに「失業率が深刻なポルトガルでは旧宗主国と植民地の関係が逆転していた」がアップされました。 丘の上にあるサン・ジョルジェ城の窓越しにリスボンの街を撮ったお気に入りの1枚です。
続きを読む →著者の増原義剛氏は元大蔵官僚で、東海財務局長で退官した後、2000年から09年まで自民党の衆議院議員を務め、現在は広島経済大学で教鞭をとっている。代議士時代は、内閣府副大臣や財務金融委員会理事などのポストにつき、自民党金…
続きを読む →先週、大津市のいじめ自殺事件の話を書きましたが、こんどは市の教育長が男子大学生(19)にハンマーで頭を殴られ、頭蓋底骨折の大怪我を負う事件が起きました。男子学生は、「テレビやインターネットで報道を見て、教育長が真実を隠し…
続きを読む →ZAi ONLINEに“ケルトの虎”アイルランドが国家的危機に頼ったのは「愛国心」だったがアップされました。 ダブリンのごくふつうのマンション(祝祭日ではありません)。こんな国でバブルが起こったらどうなるのか、という話で…
続きを読む →スーパーにはあまり買い物に行かないのだけれど、ずいぶん前からエコバッグ・キャンペーンをやっていることは知っていた。会計のときに「レジ袋は不要です」というと、代金から2円引いてくれるのだ。 私はたいてい買ったものをバックパ…
続きを読む →大津市のいじめ自殺事件で、“加害者”とされる少年と両親の実名や写真がネット上に公開され、深刻な被害が生じています。こうした「個人攻撃」が行なわれるのは、マスメディアが人権侵害を恐れ、学校や教育委員会ばかりををひたすら批判…
続きを読む →暑い日が続いていますが、そんな時に元気になれる本『インドヘ馬鹿がやって来た』を紹介します。 80年代に麻雀、パチンコ、競輪などのギャンブルマンガで活躍した著者の山松ゆうきち(1948年生まれ)は、2003年に初のベスト集…
続きを読む →日本のエネルギー政策について国民の声を聴く聴取会が混乱に陥っています。 会議のルールを決めたのは大手広告代理店で、2030年の原発比率を0%(脱原発)、15%(漸減)、20~25%(現状維持)のいずれにすべきか3つの選択…
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