「子育て神話」から自由になるために
「遺伝子決定論?」で子育てについて書いたら、たくさんの質問をいただいた。 私にはそもそも子育てについて語るような資格はないが、ジュディス・リッチ・ハリス(『子育ての大誤解』)によれば、そもそも親が子育てについて語ること自…
続きを読む →「遺伝子決定論?」で子育てについて書いたら、たくさんの質問をいただいた。 私にはそもそも子育てについて語るような資格はないが、ジュディス・リッチ・ハリス(『子育ての大誤解』)によれば、そもそも親が子育てについて語ること自…
続きを読む →「簡単にお金を儲ける方法はありませんか?」と聞かれることがある。たいていは「そんな都合のいいことは無理ですよ」と常識的にこたえるのだけど、実は世の中にタナボタみたいな話はけっこう転がっている。それらはたいてい、制度の歪み…
続きを読む →「沖縄をタックスヘイヴンに」のエントリーに、予想外の反響があった。政策にかかわるひとたちも読んでくれているようなので、これが荒唐無稽な話ではないことをもうすこし説明してみたい。 私の提案は、沖縄にジャージーやガーンジーの…
続きを読む →朝日新聞10月26日朝刊のオピニオン(耕論)欄に、「マイケル亡き今、僕が一番」と題した田原俊彦のインタビューが掲載された。「栄光も屈辱も知る男たち」を取材した「逆境をゆく」という企画の1本で、田原のほかには元横綱の輪島大…
続きを読む →明日、沖縄県知事選が告示される(28日投開票)。今回は民主党が候補者の擁立を断念したので、米軍普天間基地の県外移設を求める現職と、国外移設を求める前宜野湾市長の争いになるのだという。 しかしこの議論は、(いつものように)…
続きを読む →S.Mさん 日々奴隷の如く働いている26歳のサラリーマンです。 『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』を読み終えても、読む前から抱いていた2つの疑問の解決には未だ至っておりません。それが以下の2点です。 (1)一代…
続きを読む →ナシーム・ニコラス・タレブは『ブラック・スワン』で、「拡張可能な仕事」「拡張不可能な仕事」という議論をしている。『週刊現代』のインタビューで仕事と幸福について考えているときに、これを「クリエイティブクラス」「マックジョブ…
続きを読む →『週刊現代』11月6日号の特集「金持ちでも不幸、貧乏でも幸せ――年収は減っても幸せは減らない デフレ経済の賢い生き方・考え方」の一部として掲載されたインタビューを、編集部の許可を得てアップします(投資の話が唐突に入ってい…
続きを読む →ゴンザレスさん 「ベーシック・インカム」(以下BI)制度についてぜひ橘さんのお考えを伺ってみたいと思った次第です。 私にはさまざまな社会問題を解決できるとてもよいしくみのように思えるのですが、一方で、日本での実現は難しい…
続きを読む →N.Bさん 橘さんはじめまして。僕は下記について夜も眠れないほど真剣に考えています。ぜひ橘さんのアドバイスをいただきたくお願いいたします。 『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』を読み、「伽藍を捨ててバザールに向か…
続きを読む →サンデル教授は「先祖の罪を償うべきか」という道徳的な問いを立てたが、国家を法人と考えるならば、「償う」べき主体は国民一人ひとり(個人)ではなく、法人の代表権者(日本では内閣総理大臣)となるだろう。 では次に、「誰に対して…
続きを読む →ヒトは社会的な動物なので、私たちは生得的に、ひとの集団を「ひと」と見なすようにプログラムされて生まれてくる。 近代的な市民社会は自由と自己責任を原則とする市民(個人)によって構成されるが、実態としては、さまざまなひとの集…
続きを読む →「リバタリアニズムとコミュニタリアニズム」というエントリを書いた時に、サンデル教授の『これからの「正義」の話をしよう』(これは素晴らしい本だ)を読んでいて、もうちょっとちがう議論ができるんじゃないかと感じたことを思い出し…
続きを読む →『残酷な世界~』は、幸いなことに、多くの方に読んでいただけているようです(ありがとうございます)。 作品の評価はもちろん読者の自由なのですが、レビューを見ていると、「遺伝子決定論」という表現が目についてちょっと気になりま…
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