第8回 ほんとうは幸福だった20年?(橘玲の世界は損得勘定)
用事があって九州の地方都市に出かけた。ホテルに着いて、着替えの下着を忘れたことに気がついたので、近くのスーパーに買いにいった。 都合のいいことに、入口の横で下着類の特売をしていた。Vネックのメッシュの半袖シャツ(フィリピ…
続きを読む →用事があって九州の地方都市に出かけた。ホテルに着いて、着替えの下着を忘れたことに気がついたので、近くのスーパーに買いにいった。 都合のいいことに、入口の横で下着類の特売をしていた。Vネックのメッシュの半袖シャツ(フィリピ…
続きを読む →人類の遺伝子をたどると、約20万年前のアフリカの女性にたどり着くといいます。サバンナで生まれた人類(ホモ・サピエンス)の祖先は、約5万年前に故郷を捨ててアジアやヨーロッパ、南北アメリカからオーストラリアまで広がっていきま…
続きを読む →『週刊ダイヤモンド』2011/10/08号に掲載された「来るべき時代の衝撃に備えて、国家と個人のリスクを切り離せ」を編集部の許可を得てアップします。 アテネの話については、下記のエントリーもあわせてご参照ください。 “国…
続きを読む →2008年にダイヤモンド社から刊行された『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術』が文庫化されました(10月20日発売です)。 金融の世界で、Web2.0に匹敵する、「金融2.0」とでも呼ぶべき大きな変化が起きていることを述べ…
続きを読む →日本人は決断できない、とよく言われます。米国務省の元日本部長が書いた『決断できない日本』という本もよく売れているようです。 この本によれば、福島原発事故の直後、米国が無人ヘリなどの支援リストを送ったところ、日本の官僚は「…
続きを読む →月刊『文藝春秋』10月号(9月10日発売)に掲載された「円高に慌てるな 資産防衛3つの鉄則」を編集部の許可を得てアップします *前半部分は、「円高と株安についての個人的感想」と同じです。既読の方は飛ばしてお読みください。…
続きを読む →「日本では子どもが親の面倒を見るんだろ。君たちがうらやましいよ」 旅行先のモスクワで知り合った50代半ばのロシア人から、そういわれました。ロシアでは、子どもは親の世話をしないのがふつうで、高齢者も自分のちからで生きていか…
続きを読む →東京電力の原発事故賠償請求手続きが批判を浴びている。賠償請求の案内書だけで160ページもあり、専門用語満載で、弁護士出身の枝野経産大臣ですら「私でも無理」と評した。 なぜこんなことになってしまうかというと、東京電力に損害…
続きを読む →ツァールスコエ・セローはサンクトペテルブルグの南にある「皇族の村」で、ピョートル大帝が妃エカテリーナ1世のために建てた豪華な宮殿と美しい庭園で知られている。 第2次世界大戦でサンクトペテルブルグ(当時のレニングラード)を…
続きを読む →ソニー銀行さんのホームページに、「リスクが極大化する社会の中で自分と家族を守るためにできること」が掲載されました。 『大震災の後で人生について語るということ』では書けなかった社会資本についてもすこし語っています。 お時間…
続きを読む →世の中のほとんどのひとは、お金を汚いものと思っています。それと同時に、「お金より大事なものはない」ともいいます。これはいったいどういうことでしょう。 この秘密は、私たちが異なるふたつの世界に暮らしているからです。 私たち…
続きを読む →8月中旬のことだけれど、インターネットで果物などの食品を販売している店から、「お願いです! 福島の桃を買ってください」というメールが送られてきた。それも「2度とできない限定企画」だという。 福島は桃の名産地だが、原発事故…
続きを読む →すこし前のことですが、ベルギーリーグのリールスに所属する日本代表ゴールキーパー川島永嗣選手が、アントワープのクラブ・ゲルミナル戦で、ゴール裏の相手サポーターの「カワシマ、フクシマ」という野次に抗議し、試合が一時中断される…
続きを読む →ロシアから帰ってきました。旅の印象はあらためて書くとして、とりあえずちょっとしたTipsを。 ロシア旅行でいちばん戸惑うのはキリル文字(ロシア文字)です。ギリシア文字をもとに考案されたアルファベットですが、英語と同じ文字…
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