今年はどんな年になるだろうか2012

ひさしぶりに日本に戻ってきて、たまっていた新聞を整理しながら、今年はどんな年になるのか考えてみた(去年も同じことをしていた)。 もちろん誰も未来を知ることはできないし、去年の予想でも、東日本大震災や原発事故はもちろんのこ…

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書評:シャンタラム

旅先で『シャンタラム』を読む至福を味わったので、その感想をすこし。 著者のグレゴリー・デイヴィッド・ロバーツは1952年にオーストラリア・メルボルンに生まれ、17歳で“アナキスト人民自由軍Anarchist People…

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ゆたかな国のマイクロクレジット

「「生活保護で貧困はなくならない」と賢者はいった」でムハマド・ユヌスのことを書いたが、先進国でのマイクロクレジットの実験についてすこし追加しておこう。 バングラデシュのような最貧国でしか機能しないとされてきたマイクロクレ…

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書評:東浩紀『一般意志2.0』

話題になっている東浩紀『一般意志2.0』をとても興味深く読んだので、その感想を書いておきたい。 本書のいちばんの美点は、きわめて平易かつ明晰に書かれていることだ。私のような哲学の専門外の者でも、著者の思考の航跡を正確に追…

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