「ヘンなひと」を黙らせるエポックメイキングな事件 週刊プレイボーイ連載(280)
歴史にはエポックメイキングな事件というものがあります。 日本経済の変調が明らかになった1990年代はもちろん、2000年代になっても、年功序列・終身雇用の日本的雇用制度が日本人(男性サラリーマンだけですが)を幸福にしてい…
続きを読む →歴史にはエポックメイキングな事件というものがあります。 日本経済の変調が明らかになった1990年代はもちろん、2000年代になっても、年功序列・終身雇用の日本的雇用制度が日本人(男性サラリーマンだけですが)を幸福にしてい…
続きを読む →若手女優が突然、新興宗教団体に「出家」するとして芸能界を引退しました。不安定な人気商売で精神的に追い込まれていたようですが、この団体を選んだのは両親が信者で、自身も子どもの頃から宗教行事に参加していたからでしょう。 この…
続きを読む →トランプ旋風があいかわらず止まりません。イスラーム圏の特定の国からの「入国禁止令」は全米ではげしい抗議デモを引き起こし、トランプはメディアでも「暴君」「差別主義者」「サイコパス」などさんざんないわれようです。 しかしその…
続きを読む →トランプ新大統領が引き起こす混乱はいまだ収まる気配がありませんが、今回のテーマは文部科学省による天下りの斡旋です。なぜかというと、いまはたくさんにひとが怒っていますが、この話題はすぐに消えていく運命にあるからです。 すで…
続きを読む →月刊『文藝春秋』2016年12月号に掲載された「私は安楽死で逝きたい」で、脚本家の橋田寿賀子さんは、認知症の兆しがあればスイスで最期を迎えたいと語る。欧米ではオランダ、ベルギー、ルクセンブルクなどで安楽死が合法化されてい…
続きを読む →科学の世界では、「子どもの疑問」を使って正しい知識を持っているかが判別できます。ちょっとやってみましょう。 宇宙はなぜ暗いの? 真空で、光を反射するチリなどがないから 宇宙はなぜ真空なの? 空気を引き止めておく引力がない…
続きを読む →一夫一妻制の国では重婚は犯罪です。日本は戸籍制度があるので、複数の女性を法的な配偶者にすることは不可能だとされています。 しかし現実には、戸籍に2人の配偶者が記載されることがあります。そのうえ本人のまったく知らないうちに…
続きを読む →『ダブルマリッジThe Double Marriage』は『別冊文藝春秋』2015年11月号~2016年9月号まで6回にわたって連載されました。「ただいま連載中」のコーナーでこの本が生まれるきっかけをすこし書いたので、一…
続きを読む →新刊『ダブルマリッジThe Double Marriage』で、戸籍上、前婚の妻となったマリア・ロペスと話をつけるべくフィリピンに渡った憲一は、マニラでコンサルタントをする鴨川武彦から、新日系人を「日本人」にする裏の事情…
続きを読む →ひとはみんな予測可能性の高い社会を好ましいと思っています。今日が昨日と同じで、明日は今日と同じだと思うからこそ、安心して暮らすことができます。――「一寸先は闇」のような社会では、就職や結婚、子育てなどとうてい無理でしょう…
続きを読む →新刊『ダブルマリッジThe Double Marriage』で、戸籍に2人の妻と、母親の異なる2人の子どもが記載された憲一は、事情を知る部下の植木に相談します。植木は会社の顧問弁護士に、外国人とのあいだで生まれた子どもの…
続きを読む →新刊『ダブルマリッジThe Double Marriage』で、戸籍に「長男」として、新たにケンという名前が加わったことを知った憲一は、市役所の市民課戸籍係の山下課長補佐に電話で事情を聞きます。なぜ本人の許諾はもちろん一…
続きを読む →『バカが多いのには理由がある』が文庫になりました。出版社の許可を得て、「文庫版あとがき」をアップします。最近の「日本的雇用を変えよう」という大合唱について書いています。 *************************…
続きを読む →新刊『ダブルマリッジThe Double Marriage』で、戸籍の婚姻欄にロペス・マリアというフィリピン人女性の名が記載されていることを知った桂木憲一は、戸籍を管理する市役所に事情を聞きにいき、市民課戸籍係の山下とい…
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