講談社現代新書より『裏道を行け ディストピア世界をHACKする』が発売されます。発売日は12月15日(水)ですが、大手書店には、早ければ明日にでも並びはじめると思います。
Amazonでは予約が始まりました(電子書籍も同日発売です)。
ゲーマーのあいだでは、攻略不可能な無理ゲーはハックするしかないとされています。同様に、現実世界がますます「無理ゲー化」するにつれて、システムをハックしようとするひとたちが現われます。
その一方で、企業は消費者の脳の報酬系をハックすることで利益を最大化しようとしています。高度化した知識社会では、急速に進歩するテクノロジーを背景に、わたしたちは「ハックしつつ、ハックされる」という奇妙な世界に放り込まれてしまいました。
本書では、そんな現実を以下の5章で描いています。
PART1 恋愛をHACKせよ
ーー「モテ格差」という残酷な現実
PART2 金融市場をHACKせよ
ーー効率よく大金持ちになる「究極の方法」
PART3 脳をHACKせよ
ーーあなたも簡単に「依存症」になる
PART4 自分をHACKせよ
ーーテクノロジーが実現する「至高の自己啓発」
PART5 世界をHACKせよ
ーーどうしたら「残酷な現実」を生き抜けるか?
<出版社より>
ふつうに生きていたら転落する。
知識社会化が進み、人生の難易度がますます上がっていくーー。
残酷な「無理ゲー社会」を攻略するための
たった一つの生存戦略とは?
才能のある者は人生を攻略(HACK)し、
才能のない者はシステムに搾取(HACK)される。
常識やルールの「裏道を行け」!
【本書の内容】
・「女性嫌悪」に走るモテない男たち
・ナンパ師が手にし損ねた「ほんとうの愛」
・道徳的な「モテ戦略」とは
・「寝てるだけでお金を貯めた」天才の極意
・ブラックジャック必勝法は存在する
・ノーベル経済学賞の先を行け
・ギャンブルは「向精神薬」
・大学生の50%が「ネット中毒」
・「ちがう自分」という強迫観念
・「自己実現した主体」が幸福をもたらす
・トランスヒューマニズムと「優生学2.0」
・「寝そべり族」はなぜ生まれたか
・自己啓発としての「ミニマリズム」
・「ストア哲学」は究極のメンタル術 ……ほか