小学館新書より『無理ゲー社会』が発売されます。発売日は7月29日(木)ですが、大手書店には、早ければ明日にでも並びはじめると思います。
Amazonでは予約が始まりました(電子書籍も同日発売です)。
日本も世界も、「リベラル化」の大潮流に翻弄されています。「生きづらさ」の大きな理由のひとつは、誰もが「自分らしく」生きられるリベラルな世界が(ある程度)実現したからです。
五輪前に勃発した日本版「キャンセルカルチャー」の背景もこの1冊でわかります。
<出版社より>
人生の攻略難易度はここまで上がった。
〈きらびやかな世界のなかで、「社会的・経済的に成功し、評判と性愛を獲得する」という困難なゲーム(無理ゲー)をたった一人で攻略しなければならない。これが「自分らしく生きる」リベラルな社会のルールだ〉(本書より)
才能ある者にとってはユートピア、それ以外にとってはディストピア。誰もが「知能と努力」によって成功できるメリトクラシー社会では、知能格差が経済格差に直結する。遺伝ガチャで人生は決まるのか? 絶望の先になにがあるのか? はたして「自由で公正なユートピア」は実現可能なのか──。
13万部を超えるベストセラー『上級国民/下級国民』で現代社会のリアルな分断を描いた著者が、知能格差のタブーに踏み込み、リベラルな社会の「残酷な構造」を解き明かす衝撃作。